光よりもはやく/boys love/cyborg fe
Project info

とても日本的な文化「ボーイズラブ」という漫画のジャンルは女性が見る側であり消費する側にまわっているシーンにより育まれて来ました。男性の視点、女性の視点というのが心ならずも自然発生として、違うものになってしまうということについて見てみたくなりました。‘ジェンダー、性役割は社会という土台に影響をうけるパフォーマンスである’と今のジェンダー理論をつくってきたジュディスバトラーは言っています。

男性の気持ち、女性の気持ち。立場が転回すると意味合いや見方が変わるようです。立場はジェン ダーの違いにはじまり、先輩と後輩、上司と部下、クライアントと下請けなどにも通じ「関係性」「違い」という構造が展開、転換されていきます。

私たちはただそこにあるというコトやモノを、どうやって読みといて解釈していくのでしょうか。 無意識に? 無意識にこういう風に見るべしという作用によって一応提示されている世界の外側で、新たな増殖的創造的世界は広がります。 そういう絵、ポーズに何を読み取るのか。 読み取れるのかという可能性を祝福します。

世界はこうみるべしという枠の外での、世界はこう見るが無限に広がれる可能性のある世界。 本当のことは本人たちにしかわからない。 でも周りの人たちは周りの人たちで結局、思い思いのストーリーを展開しているのです。 本人の気持ち(とは裏腹に?)誰が誰と一体化したいのでしょうか。 誰と出会いたいのでしょう。 何かを投影しているのでしょうか? それは一体どういうことなんでしょう?

現実に対する二次創作の世界。 現実世界からの境界をこえること、そして創作世界を現実的に越境(性を)した人たちが演じてみるという‘写真’をとってみるという連鎖したことを撮りたいと思いました。
もしかしたら世の大勢がしらないところに現実的越境と交流がいち早く起きているところがあるとしたら。 私はそれがコスプレやボーイズラブにまつわるシーンなのではないかと思っています。

-間部百合